ロビンは5歳。

お知らせ

ようやく気温もゆるみ始めたので、
久しぶりにカミュ君と海へ行こうとお散歩していたら、
小さな3人の子供達がお母さんと一緒にこちらへ駆寄り、
何やらカミュ君に興味津々の様子。

そこで私は3人の子供達に
「おとなしいから触っても大丈夫だョ。」

子供達はカミュ君をやさしく撫で、カミュ君も嬉しそう。

さらに私は子供達に
「体重は35kgもあるの。年齢は12歳くらいかナ。」と話しかけたら、

男の子がポツリと一言。
「ロビンは5歳。」

それを聞いて私はすかさず、その男の子に向い、
「あっ、そう!ワンちゃんがいるのネ。」
「だからワンちゃんが怖くないのネ。」
「へ〜え、 ワンちゃんは大きいの?」
「えっ、ロビンちゃんは、なに犬? 種類は?」

と、たたみ掛けるように男の子に質問を続けていた次の瞬間、
一緒にいたお母さんが一言。

「息子の名前です。」

「あ”〜っ、申し訳ない!」

すでに私の頭の中では「ロビン」という名の犬のイメージが出来上がってしまい、
まさか目の前にいるこの純朴な、どこからどー見ても日本人の男の子が、
まさか「ロビン君」とは。

「ロビン」の文字はカタカナでしか想像出来なかったけど、
きっと「ロビン」という名には立派な漢字があり、
読み方が「ロビン」となっているんだろうと思いつつも、
そこまで切り返す余裕もなく。

早々に無礼を謝り、ようやく海にたどり着いた私の心に妙な敗北感が。

こんな地方にまで子供の名が欧米化していたとは。
他の子の名前も聞けばよかった…..。






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