紫陽花で想うこと

お知らせ

梅雨の季節、皆様いかがお過ごしでしょうか?

道のほとりや家々のお庭には大きな紫陽花が咲き誇っています。

紫陽花で想うことがひとつ。

ずいぶん昔の話になりますが、

とある表参道のビルの大きなショーウインドーに、

空間いっぱいになるほど、紫陽花が咲き誇っていました。

あまりに綺麗で側によって見たら、なんと紫陽花の花びら全てが 傘(アンブレラ)で作られていて、

数百?数千?の小さな傘が重なり合い紫陽花となり、見事なグラデーションで紫陽花の群生を表現。

花びら一つ一つは丁寧に作った傘であり、その傘を紫陽花に仕上げ、

ショーウインドーに壮大に配置したクリエイターの創造力と力量が素晴らしく、

私は吹き飛ばされるほど圧倒され、感動しました。

思えば当時、日本はバブル時代の真っ只中。

テレビCMや広告ポスターなど創造的で秀逸な作品に溢れていました。

自分の考えや技術などで新しいものを作り出すことが出来る。

誰にでも無限に可能性があると思える時代でした。

あの紫陽花のショーウインドーも、クリエイターが思い描く世界を作り上げた作品。

クリエーションに溢れた時代の情景です。

私は今でも咲き誇る紫陽花を見ると、その時代へタイムスリップするような不思議な感覚になります。

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