新潟に戻って参りました。

お知らせ

3月の末、母の容態に変化があり、
急遽30数年ぶりに新潟へ母と共に暮らすべく戻って参りました。

父が他界した後、約20年ひとり暮らした母は今年80歳になります。
私も進学で家を離れ、東京で仕事を続け、
元気でいようね、と長年お互いを気遣っておりましたが、
しかし、年を重ね身体が思うようにいかなくなった母の電話での一言が、
私の胸に刺さり、郷愁に誘われ帰郷の決心をしました。

人生を語れる程、自分自身まったく何もないけれど、
今回の選択は、子供として何が出来るのかと考え決めた事です。
ここ数日一緒に暮らし、母も思ったより元気でいてくれるので安心しています。

このゴールデンウイーク中に仕事及び生活の全てを新潟に移し、
幸いにも父が残した診察室や待合室がそのままあるので、
この場所でアニマルミュージアムを続けていこうと思っています。

昨年、原宿の店舗を閉めてからの一年は、
パターンの見直しなどで、良い商品を作りたいと取り組んでいました。
犬達にとって、さらに着心地の良い商品とは?
機能性のあるアイテムとは?
ずっと頭の中にあったアイデアを形に置き換え、試行錯誤を繰り返している間、
私にはやっぱり店舗経営よりも、
製作をしている方が自分にあっているんだなと思った一年でした。

当たり前のことを当たり前にやってきたように、
今後もこの姿勢を崩さずにやっていきたいと思っています。

新潟市は、私が上京した後に父と母が小さな町から引っ越してきたので、
私にとって知り合いも土地勘もなく、
愛犬カミュと、毎日ご近所をウロウロ探索してます。
朝に夕に、愛犬カミュと自宅から歩いて10分程にある広大な日本海を眺め、自然を味わい、
また同じ徒歩10分圏内に新潟三越やラフォーレがありと、なかなか都会的な雰囲気もあり、
とても新鮮な気持ちです。

ご近所の方達も、毎朝や休日には、家の前や道路を当たり前のようにホウキで掃き、
公営の公園も個人の方だと思うのですが、
枝や雑草の手入れをし、ゴミも少なく清潔でいい街です。
ただ朝の6時になると、お寺の鐘ではなく近所の神社から威勢のよい太鼓が鳴り、
最初は、??と思ってビックリしましたが、それももうすぐに慣れました。

海に行くと松林には野生のキジがいて、カモメも、多くのツバメも飛んでいます。
そんな当たり前の光景の中にいると、なんだか自分が癒されにきたような、
本心はいつからか自分自身が望んでいた環境でもありました。

多くの犬達にも出会いました。
東京のようにカッコいい首輪や、お洋服を着てる子はいませんが、
家族に愛され、今でも亡くなった愛犬に涙する方達とお話すると、
幸せだったんだなぁ〜って心からそう思います。

と言う訳で、本日は母の日ということもあり、
少しづつ色々な事が落ち着いてきましたので、ようやく皆様にお知らせできます。
突然のご報告で大変申し訳ありません。
お待たせしております新商品は必ず近日中に掲載いたします。
(新潟のお話の続きも)
そして、今後ともアニマルミュージアムを何卒よろしくお願い申し上げます。






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